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フランス(ボルドー)、イタリア(ピエモンテ)研修

2026年2月15日~2月21日営業職女性

  • 所属部署は研修時のものです。

今回の海外研修では、フランス・ボルドーおよびイタリア・ピエモンテのワイナリーを訪問し、ワインの品質だけでなく、生産者の哲学、地域性、醸造方法、流通、市場戦略、食文化まで幅広く学ぶことができました。全体を通じて強く感じられたのは、「伝統を守りながらも、現代の市場や消費者ニーズに合わせて進化し続けていること」です。

ボルドーでは、シャトームートン・ロスチャイルド、シャトーマルゴー、シャトーブラーヌ・カントナックなど著名シャトーに加え、既存で取扱いしている銘柄であるシャトーグリモン、ル・ベ・パー・モーカイユ、デロー、デュボス(シャトーガロー)なども視察し、徹底した品質管理、ワイン樽や区画ごとの細かな造り分け、ブランド価値の高め方、安定供給を意識した商品設計などを学びました。特に、歴史・芸術・建築・ラベル・空間演出まで含めてブランドを形成している点が印象的であり、ボルドーが単なる高級産地ではなく、多様な生産者と多層的な価値を持つ地域であることを実感しました。

シャトーグリモンにて
テイスティングの様子
シャトー・モーカイユ熟成セラー
シャトー・モーカイユ
機械でのラベル貼り後、手作業でカートン詰め

ピエモンテでは、ジャコモ・フェノッキオを中心に、バローロの価値は単に名称ではなく、「どの畑・区画のバローロであるか」によって大きく左右されることを学びました。同じネッビオーロ種でも、畑ごとに香り、骨格、タンニン、熟成ポテンシャルが異なり、テロワールの違いが明確に表れていました。また、長期マセラシオンや大樽熟成といった伝統的な手法を守る一方で、一部では全房発酵やスクリューキャップの検討など新しい挑戦も見られ、こちらでも伝統と革新の両立が感じられました。

ジャコモ・フェノッキオ
ワイナリーからの景色
ジャコモ・フェノッキオ

また、ジャコモ・フェノッキオでは、家族経営のワイナリーに見られる「長期的視点」と「信頼関係を重視する姿勢」を感じました。短期的な拡大よりも品質維持や畑の継承を優先し、輸出と国内市場のバランスを考えながら持続可能な経営を行っている姿が印象に残りました。これは営業活動においても、単発の販売ではなく継続取引や関係構築が重要であることを再認識させる内容でした。

熟成中のワインを試飲

試飲ワイン
テイスティングの様子

さらに、現地での食事や市場視察を通じて、ワインが単なる商品ではなく、「食文化や暮らしに深く根付いた存在」であることも大きな学びとなりました。地元のお料理とのペアリングやワインの香りの変化を楽しむ文化、日常生活におけるワインの位置づけなど、日本との違いを体感できたことは非常に有意義でした。

総じて今回の研修は、ワインの知識を深めるだけでなく、「その背景にある土地・歴史・造り手・流通・文化まで含めて価値を伝える重要性」を学ぶ機会となりました。今後は、現地で得た知見や生産者のこだわりを営業提案や得意先への説明に活かし、より付加価値の高い提案と販売活動につなげてまいります。