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薩摩酒造株式会社 醸造研修

2019年11月21日~11月23日営業職男性

  • 所属部署は研修時のものです。

鹿児島枕崎で一から焼酎造りを体験!

焼酎の製造工程
麹菌

11月21日~23日の日程で薩摩酒造の研修に参加しました。
薩摩酒造のある鹿児島県枕崎市は焼酎と鰹節の製造が基幹産業とのことで、町に鰹節の香りが漂っているのがとても印象的でした。
鹿児島市内の市場視察を行った後、薩摩酒造明治蔵にて蔵を見学しながら焼酎の造りや歴史についての説明を受けました。蔵内には原料のさつまいも農家さんの写真がたくさん飾られており、「生産者あってこその商品」という強い信頼性を感じました。

麹室の中
櫂入れ

翌日は麹づくりと仕込みを体験しました。清酒や麦焼酎と比較すると芋焼酎は粘性が強く、櫂棒で混ぜ合わせる作業は非常に重労働で、想像以上にたいへんな作業でした。
また、仕込みの翌日に勢いよく発酵するもろみを見て、お酒は生き物でとても繊細に造られた飲み物なのだと改めて実感しました。

神の河樽工房
火入れ

次に火の神蒸留所と、麦焼酎「神の河」の貯蔵庫と樫樽工房を見学しました。
樫樽職人は全国で6人しかおらず、樽の製造からメンテナンスまでを自社で行うのは、焼酎メーカーでは唯一薩摩酒造だけだそうです。実際に樽の内側をバーナーで焼く作業を見せていただき、焼き加減により味や香りの変化が起こることなど、興味深いお話をお聞きすることができました。ヒットする商品の裏には職人の努力あり、と思わせる樽職人さんの仕事ぶりは見事でした。

研修を通し、焼酎に関する知識を学び鹿児島特有の風土を肌で感じることができました。枕崎に広がるかつお節の香りや造り手の想い、料理との相性など、挙げればきりがありませんが、その全てを活かして販売活動に努めたいと思います。