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中日本氷糖(株)南濃工場視察研修

2017年4月14日~4月15日営業職女性

  • 所属部署は研修時のものです。

梅酒だけじゃない!氷糖の多種多様な活用法!

今年で創業122年を迎えた中日本氷糖(株)へ視察研修に行ってまいりました。
同社は日本で生産されている氷糖のシェアの55%(子会社含む)を占めており、「馬印」は業界ナンバー1のトップブランドです。
製造している氷糖は「クリスタル」と「ロック」の2種あり、その両方を見学させていただきましたが、今回は「ロック」工場についてご紹介させていただきます。

ロック工場

原料はてん菜等100%。グラニュー糖を溶かした砂糖液に「シード」という砂糖の粒(種)を入れ、50℃に保たれた室で2週間かけて氷糖のロックが完成します。

室入れ時
7日目
16日目
ひねってロックを外す

グラニュー糖の袋を開けるところから袋詰めまですべてを機械で行っており、人手は監視作業のみでした。
機械化されるまではかなりの体力仕事だったそうで、3Kを超えて4Kとまで言われていた作業内容だったそうです。

見学の後は勉強会を開催。

さまざまなお話を伺いまして、氷糖の利用法は梅酒がメインですが他にもたくさんの用途があること知ることができました。

近年は自ら梅酒を漬ける人が減ってきていますが、過去30年を見ますと、氷糖全体の出荷量は大きくは減っておらず、梅酒以外の用途が伸びていると考えられます。

実際に和菓子の原料として選ばれており、上白糖やグラニュー糖より純度が高いため上品な仕上がりになるとのこと。
料亭のすき焼きや豚角煮に使用されることもあるそうです。

また氷糖を使用したゆず茶やレモン酢などの試飲販売を行っているそうで、手づくり志向の消費者に向けての提案も可能かと思います。

氷糖には梅の時期に限らず、製菓の原料などさまざまな用途があるので今後は多方面からの提案をしていきたいと思います。