チリ研修(2025年)

2025年11月9日~11月15日営業職女性

  • 所属部署は研修時のものです。

今回の研修では日本から30時間以上かけてチリ・サンタリタ社を訪問。チリを代表する有名な主要産地であるアルト・マイポ、アパルタ、リマリの各ブドウ畑を訪問。現地では、気候や土壌の違い、栽培方法、生産者のワイン造りに対する熱い想いを学び、素晴らしい味わいの試飲を通じて産地ごとの個性への理解を深めました。

チリ中部に位置するアルト・マイポ地区では、昼夜の大きな寒暖差がカベルネ・ソーヴィニヨンのタンニンや色素形成に良い影響を与えることを学びました。また、丸い石の多いアルビアル土壌と、尖った石の多いコルビアル土壌の違いにより、ワインの味わいにもエレガントさや力強さの差が生まれることを理解しました。加えて、将来的な水不足に備え、根を深く伸ばす栽培を行っている点も印象的でした。

アルト・マイポの土壌

チリ中部のコルチャグア地区の中でも特に高品質産地として評価されるアパルタは、高品質なカルメネールやカベルネ・ソーヴィニヨンを生む最上級のテロワール。保水性の高い土壌や昼夜の寒暖差に恵まれ、古木から収量を抑えた高品質なぶどうが栽培されていました。広大なブドウ畑でありながらも、ブドウ葉の管理など手作業で丁寧に行われており、最上級の品質を守るための強いこだわりを感じました。

アルト・マイポでの競合他社含む比較試飲
アルト・マイポ
アパルタ・ヴァレー
アパルタ・ヴァレーでの競合他社比較試飲

チリ北部に位置するリマリ地区では、冷涼な気候と石灰質土壌がシャルドネに引き締まった酸とミネラル感を与えてくれています。一方で年間降水量が非常に少なく、水資源の確保がチリのワイン産地では昔から大きな課題となっています。また、人手不足や収穫コストの上昇など、品質維持の裏側にある現地の実情にも触れることができました。

さらに、サンタリタ社では120シリーズの熟成方法を従来のウッドチップからウッドブロックへ変更するなど、コストをかけてでも品質向上に取り組み、現状に満足せず、より高い品質を追求する姿勢がブランド価値向上につながっていると感じました。

研修を通じて、ワインは品種や価格だけでなく、土地、気候、土壌、生産者の工夫や熱い想いによって造りあげられていること改めて実感しました。今後は、こうした現地で得た知識や経験を営業活動に活かし、単なる商品スペックだけでなく背景やストーリーまで伝えられる提案を行うことで、得意先への説得力向上とサンタリタの日本国内での市場拡大につなげていきたいと考えます。