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霧島酒造株式会社 醸造研修(2022年)

2022年11月24日~11月26日営業職男性

  • 所属部署は研修時のものです。

芋焼酎のトップたる所以は最先端技術×揺るがない人の手

2022年11月24日~11月26日に、霧島酒造の研修に参加させていただきました。
宮崎空港から車で1時間ほど走ると、山々に囲まれた盆地にある一際大きな霧島酒造の本社・工場に到着しました。この地域は霧がよく発生し、空から見ると周囲の山々がその霧に包まれ、島のように見えることから、「霧島」という地名がついたようです。実際に目にした霧をまとった山々はなんとも神々しい光景でした。

工場

研修の内容としては、3日間をかけて製造工程を奥深くまで「見て・聞いて・試して」の充実の内容で、芋焼酎がどのように造られているのかを改めて理解することができました。
高度な技術により製造段階では人の手を介さない安心安全が徹底されているのですが、その前段階の芋の選別や切り落とし作業にはしっかりと人の手が加わっている工程を見ると、技術と人の手の織りなす素晴らしさを感じました。とめどなく流れてくる芋を見て、これはダメ、ここは切らないといけない、と瞬時に選別をしていく様は、まさにプロの領域です。

芋の選別作業

商品として一番身近に感じやすいパックの工場も見学をしました。黒霧島のパックは竹をイメージしている、実はパックには横線が383本入っているって、ご存知でしたか?そんな豆知識をたくさん得ることができました。

パックライン工場

私が研修を通して一番印象的だったことは、霧島酒造の自社畑「霧島自然農園」にて実際の苗木や芋の収穫に触れられたことです。

芋畑の様子
芋の苗木栽培

広大な土地に広がる芋畑を全て収穫したとしても、それは霧島酒造の1日の製造量のごく僅かにしかならないことを知った時、その規模に圧倒されました。農家の方の苦労、今後の不安、想いを伺えたことで、販売するにあたって、今まで以上に広い視点を持てるようになったことが今回の研修における一番の収穫でした。原料を造る方を含め、多くの方が関わり、紡いでいき、はじめて商品となる。そんな背景や魅力をより多くの方に伝えていけるよう、営業活動に従事してまいります。

収穫体験の様子