Interview 03
社員インタビュー

メーカーと得意先の架け橋となり、 新たな酒文化を創造していく

西日本本部 量販営業部
営業職 S.T
2015年入社/法学部卒

お酒がもたらす人とのつながりや賑わいが好きで、酒類を扱う仕事に興味を持つ。就職活動では自社商品だけを扱う酒類メーカーより、お客さまが望む商品を幅広く提供できる卸の方が、酒文化創造に貢献できると感じ第一志望に。説明会で日酒販に出会い、人柄や人間関係の良さに惹かれ、この会社なら前向きに仕事ができると感じて入社を決意する。

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

現在の仕事内容について
さまざまな提案を通して、
得意先それぞれの「らしさ」をつくり出す

関西に本部を置いてエリア展開している、7社のスーパーマーケットチェーンを担当しています。得意先は経営戦略も違えば、立地や顧客層もさまざまですが、その一方で共通するのは、群雄割拠する関西エリアのチェーンそれぞれが「らしさ」を追求していることです。そうしたなか、私が重視しているのは、それぞれの特徴をつかんだうえで、「らしさ」をいかにつくり出すか。そのため、得意先の惣菜売場で人気のメニューに合うワインなど、食との連動企画を提案したり、得意先の販売計画に合わせて、メーカーと連携して特売企画を提案したりと、さまざまな働きかけを行っています。そこでの私の大きな役割は、「○○チェーンのお酒売場はいつも楽しいね」と消費者に言われるよう、他のチェーンにはない特徴ある商品を探し出すこと。展示会や店頭、ネットや雑誌など、多方面にアンテナを張り、そこで見つけた新しい商品を得意先に提案して採用された時はうれしいですし、また、その商品が店頭でよく売れて、得意先の売上に貢献できた時は達成感を覚えます。

転機となった挑戦について
メーカー・得意先それぞれにwin-winを
もたらす先に広がる可能性を再認識

得意先が展開する、高価格かつマニアックな商品を扱う店舗へのチャレンジングな提案は、私の新たな成功体験になりました。その提案の発端は、メーカーから、ニカラグアのコーヒーリキュールをぜひ小売業に向けて拡販していきたいと相談を受けたこと。非常に珍しく高価格であることから、一般的なスーパーマーケットに置いてもまず誰も購入しないかもしれないが、担当得意先の店舗なら売れるし、お店の特徴づけにも貢献できる。そうひらめいた私はメーカーとともに提案。すると予想通り、興味を持っていただき、まずは試飲販売会を実施することになりました。販売会当日はメーカーの担当者が店頭に立ち、来店者におすすめの飲み方を指南。その結果、完売に至りました。メーカーがどう売り出せばいいかわからないという商品を、担当している得意先のニーズにうまくつなぎ合わせることで、双方にwin-winをもたらし、同時に消費者に新たな酒文化を伝えることができた。この経験は私に、日酒販の卸としての役割の大きさを改めて気づかせてくれました。

これまでの
キャリアを
振り返って

2015年
入社後、2ヶ月間の物流拠点での研修にはじまり、1ヶ月間の本社業務研修、6ヶ月間の営業支店研修を経て、最後に3ヶ月間の営業実践研修を行う。この1年間を通して日酒販におけるビジネスの流れ、営業の基礎を学んだ。
2016年
流通第四支社に配属。大手ドラッグストアチェーンを5年間担当。最初の2年間は先輩に付き、サブ業務を担う。3年目からは得意先における史上最年少のメイン営業担当として、大規模な取引を担う貴重な経験を積んだ。
2021年
大阪に異動し現部署に配属。担当量販店の各バイヤーとは、常に2ヶ月先の売上計画達成のプランを商談。一方で、その実行に欠かせない、メーカー担当者や社内物流部門とも密接に連携。商談の司令塔としての重責を認識する。
これからの目標について
若い世代にお酒と食の楽しさを伝えていく、
そんな業界全体のテーマに挑みたい

次の異動で、全国展開している大手ディスカウントストアチェーンを担当することが決まりました。同社の大きな特徴は若い客層に強いこと。若い世代にお酒の楽しさや食の文化をいかに浸透させていくかは、酒類業界全体のテーマであり、私自身にとっても大いに手応えのある新しいチャレンジです。いろんなモノ、コトにアンテナを高く張り、若い世代が求めるもの、同社が求めるものをつかんでいきたいですね。さらに、お酒の商品力に加えて、関連する食材などを組み合わせたクロスマーチャンダイジングの手法を織り交ぜるなど、これまで培ってきた知見を存分に活かし、売場の活性化や売上に貢献していきたい。たとえば、お酒のメーカーがおつまみやお菓子、雑貨などを展開するケースがあるのですが、それらのカテゴリーの担当とも商談し、これまでにない新しい提案を行うことにも挑戦していきたいと思っています。その先にあるのは、人びとの生活を豊かにする酒文化創造。その一端を担える営業として、さらに成長していくことが私の目標です。

メーカー、得意先、社内の各部門…… 多くの方々との連携のもと、 商談をリードし、成果をもたらす ことこそが、大きなやりがい。