マーケットの特徴と、ビジネスモデル

酒類食品市場において、メーカー(生産者)から仕入れた商品を小売業に販売する「卸売業」を展開している日酒販。
そんな日酒販が向き合うマーケットの特徴と、日酒販独自のビジネスモデルとは?

日酒販が向き合うマーケット、
その面白さとは?

嗜好が多様だからこそ、
それぞれに合わせた一手を

たとえば、お酒だけでも、日本酒や焼酎などの「和酒」、ワインやウイスキー、RTDなどの「洋酒」、「ビール」までその種類は多種多様。加えて、お酒に対する消費者の嗜好がますます多様化しているため、それぞれのニーズに合わせた多角的な提案が求められています。

嗜好が多様だからこそ、
それぞれに合わせた一手を

たとえば、お酒だけでも、日本酒や焼酎などの「和酒」、ワインやウイスキー、RTDなどの「洋酒」、「ビール」までその種類は多種多様。加えて、お酒に対する消費者の嗜好がますます多様化しているため、それぞれのニーズに合わせた多角的な提案が求められています。

マーケットにおける役割も多種多様

酒類食品マーケットにおいて、消費者に商品が届くまでの間には、多くの役割が存在します。まず消費者との最終接点である小売業には、スーパー、コンビニからECまで多様な業態があります。また、商品をつくり出すメーカーも、大手から中小規模まで、さまざまな企業が存在しています。そんな多種多様、かつ数多くの役割をいかにつないで安定的な流通を実現するか。そこに卸売業の大きな役割があります。

このマーケットで存在感を示すために、 日酒販が発揮している独自の強みとは?

和酒のマーケットから見る、
日酒販の“販売プロデュース”力

日酒販の売上構成比
(2024年3月期)

なぜ、和酒の日酒販と呼ばれてきたのか?

一般的にビールや缶チューハイが多く流通するなか、日酒販は、昔から「和酒の日酒販」と呼ばれてきました。なぜ、和酒市場においてこれほどの優位性を発揮できているのか?それは、「和酒メーカーとパートナーシップを結び、情報・ノウハウを提供」するとともに、「和酒メーカーと小売業の最適なマッチングを追求」し、かつ「商品を卸して終わりではなく、店頭において商品が売れ続けるよう売場づくりのサポートまで行う」、いわば“販売プロデュース”力を最大限発揮しているからに他なりません。

多くのメーカーに寄り添い、伴走してきたからこそ、 「特約」の数もまた、増え続けている。

column

コラム:
「特約」をいただくことの難しさ
お酒と食品の販売には「特約」という制度があり、多くのメーカーは特定の卸売業者に自社商品の販売を託すことがほとんどです。そのため基本的には、メーカーから「特約」をもらわないと、卸売業はそのメーカーの商品を直接取り扱うことができません。いわば「特約」とは、メーカーが渡してくれる信頼の証のようなものです。それだけに、「特約」をいただくには、高い信頼性と、商品を大切に販売していく姿勢が求められます。日酒販は、長年積み重ねてきた信頼関係があるからこそ、約3,000社ものメーカーから「特約」をいただくことができているのです。

そんな日酒販だから、

酒だけにとどまらず、
食品などへ領域が広がっている

日酒販は、独自の強みを発揮する酒分野に軸足を置きながら、これまで培ったノウハウを活かして、酒以外の領域に積極的に取り組んでいます。多様なニーズに応える嗜好品マーケットで強みを発揮してきた日酒販だからこそ、「酒と食」の新たな組み合わせや、「酒と食」への新たな関わり方などをマーケットに向けて提案できることは、今後も大きな強みとなります。たとえば、得意先へ自社輸入しているワインと食品を併せた提案を行うなども、その一つ。「酒と食」のマーケットにおける日酒販のビジネスの可能性は大きく広がっています。

新しい領域に変わっても、このマーケットでは 確かな“販売プロデュース”力こそが求められていく。